現役高校生の私が子育てをしているパパ、ママにして欲しいことみっつ。
こんにちは、初めまして、とろろと申します。前回の記事を読んでくださった方は二度めまして、ありがとうございます。
まさか最初の記事から50人の方に見てもらえるとは思わなかったので嬉しかったです。拡散をしてくださった自由ネコさん(@gattoliberoTW )ありがとうございました。自由ネコさんのブログはぜひ人生の壁にぶつかったときに読んでみてください。生きる活力が貰えます。
さて、今回は子育て中のパパ、ママに伝えたい事みっつ。
どれも簡単なことで、当たり前じゃん、と思われる方がほとんどなはずです。ほとんどであってほしいと願っています。
お願いだから、喧嘩しないで
ウチは全く夫婦喧嘩しないよー、という方はぜひ次の項目へお願いします。もし心当たりがある方は少しお付き合いください。
「なんで夫婦げんかしてほしくないの?別に子どもに当たったり理不尽なことをしなければ、喧嘩なんて自由じゃん」
もちろん、親という名前があるからといって、人間です。お互いの行動にイラッとくることはあるはず。
例えば、私がよく母から聞いたことを言えば、
何回言っても玄関に靴下を脱ぎっぱなし。洗濯するのは私だし、洗濯カゴにちょっと入れるだけなのに何でできないの?
頑張って作った料理をテーブルに並べたのに「俺あんまりこれ好きじゃないんだよなー」とか言われたり。「じゃあ食べなきゃいいじゃん」ってカチンと来る。
夜泣きが激しくて睡眠不足なのに、こっちの都合はお構いなしで色々注文して来たり、だとか。私は家政婦でもベビーシッターでもないのに。
休日も仕事で疲れたから、と子どもの面倒なんて見てくれずにテレビを見てぐーすか寝たり。私だって毎日家事をして疲れてるわよ、休日くらい手伝ってくれてもいいんじゃないの?
あー分かる分かる。あるよね、って思ってくれた方も多いんじゃないでしょうか?
そして、
「え?こんな小さな喧嘩でも?」
このくらいの喧嘩、みんなすることだろうし、子どもに負担なんか掛けてないし…。と思う方も大勢いらっしゃると思います。
実は、そんなことないんです。子どもはお母さん、お父さんの怒る声を聞くだけで辛いんです。
人間の仕組みに詳しくないので深くは分かりませんが、実際私が小学生の時、両親が喧嘩してるだけでダバーって涙が出てきてました。不思議ですよね、関係ないのに。
それに、言葉が分からない赤ちゃんだって、きっとお父さんとお母さんが怖い顔して怒ってたら悲しいです。
喧嘩してなかったとしても、夫婦の仲が冷え切っていたら。絶対に子どもは寂しいと感じます。「パパ、ママ、なかよくして」って思っています。
子どもからすれば、お母さん、お父さんは親なんです。親も人間で、色々悩んだり困ったりしながら私たちを育ててくれている、なんて分かりません。親は絶対だと思っているのが子どもなんです。
お父さんもお母さんも、まあ夫婦ではあるけど、お互いの行動にイラッとして喧嘩しちゃうこともあるよね、と思えるようになるのは子どもが親世代になってから。自分が親になった時に分かります。
実際、子育てをしているパパさん、ママさん、どうでしょうか?
今振り返ってみると、あの時両親も苦労してたんだろうなぁと思ったりしませんか?
なので、子どもの前では少しだけぐっと堪えてあげてください。絶対とは言いません。できるときだけでもいいんです。
将来、子どもは同じように親の苦労を分かる時が絶対にやってきます。それまで少しだけ待っていてあげてください。
私は私、あの子じゃないの。
「〇〇ちゃんは頭が良くて、運動ができて、この前のテストでも学年で一番だったらしいわ。あーあ、なんでうちの子は勉強してくれないんだろう。毎日毎日ゲームばっかり」
あー、と思ってくれたそこの貴方!きっと数々の教育書を読んできたことでしょう。でも、私は思います。
これは思ってしまっても仕方ないやつ!
他山の石って本当に綺麗に見えちゃうものです。
私だって子どもができたら、立派に育ってほしいです。それは、本人のために、の意味を含みつつ、いろんな感情があると思いますが。
単純に、子どもに良い成績を修めてほしいっていうのは、当たり前なことだと思うんです。思ったことない親御さんはいないと思います。
○○大に受かった息子、娘。大企業で働く息子、娘。
「〇〇さん家のお子さん、羨ましいです。○○企業に就職したんですって?私の子なんか中小企業の小さな事務所に就職して…」
って言われてみたい。
言われたくないわ!我の娘、息子は自分の好きなことをやっとればいいんじゃい!と手放しに言える親御さんは、それはもうすごいですが、大半の方は言われたいですよね?
(大丈夫です、私も言われたいです)
けれど、教育書に書いてあることはやはり正解です。
世間ではある程度容認されている空気がありますが、普通この考え方は「汚い」「人道的ではない」です。
だって、自分の子どもを所有物として見ていますから。本来なら子どもがどうであれ、親である私には関係ないはず。
自分の子どもがすごい=そんな子どもを育てた私がすごい
の等式が自然に、無邪気に、成り立ってしまっているわけです。
でも、そうと分かっているけれど、思っちゃうんですよね。もう、仕方ない。だって私たちは人間、欲望の奴隷ですから。
だからつい、言ってしまいます。
「〇〇ちゃんはあんなにすごいんだから…あんたも勉強しなさい!」
言われたことない人の方が少ないのでは、という定番のセリフ。なんだ、それか。みんな言ってるんだからいいじゃん。
ここで子どもである私から言わせてください。
「私は私なの!あの子じゃないの!!」
私は一つ、あなたに質問したいです。
貴方のお子さんは、「あの子」より優れている点はありませんか。
「あの子」は、勉強ができて、運動ができて、朗らかで、誰からも愛されるような素晴らしい性格でしょう。
対して私の子は、勉強はできない、だからと言って机に向かうことはほとんどない。運動は壊滅的。人見知りで誰に会ってもまともに挨拶をせず、他人から褒められることなんかほとんどない。
けれど、ゲームが上手い。かもしれないじゃないですか?いっつもゲームばかりしているけど、本当にゲームが好きすぎて、それこそ将来ゲーム会社に勤めるかもしれない。
そしてそのゲーム会社で昔から沢山のゲームをやってきた「経験」を生かして次々企画を出し、数々のヒット作を生み出すかもしれない。
その時、私の子が、「あの子」より日本史や世界史ができなかったとして、あなたは子どもに対して怒りますか?
そういうことです。子どもの時、世間で評価される指標である勉強や運動ができなかったとして、なぜ子どもの全てを否定し、あの子がすごいと決めつけてしまうのでしょう。
私の子の方がすごいかもしれない。
と、考えてほしいんです。別にあの子より優れている点がないから、やっぱり私の子は…とならないでください。たとえ話です。
要するに私が言いたいのは、〇〇ちゃんがすごいと思うのは自由だけど、それを子どもに言っちゃダメ(悟られちゃダメ)だよってことなんです。
※思わないようにしなくちゃいけないという訳ではないんです。思うのは仕方ない事です。
ただ、あの子より劣っている点があるからといって、同じようになれ、というのはお門違いだっていうのはやっぱり子どもとしては理解してほしい。
その一言は子どもをナイフで刺しているのと一緒です。
あの子と比べられるのが苦痛なんです。確かにあの子は勉強ができる。私より優れているなんて、考えなくても分かる。そして親が私に対してあの子と同じようになることを望んでいるのも理解できる。
「私は私であってあの子じゃないのに、あの子になることを望まれている」
じゃあ、あの子を貴方の子どもにすればいいじゃない。単純にそう思ってしまいます。
それは、自己肯定感の低下に直結します。あの子のようになれない私には価値が無い、そう考えるんです。
子どもって単純ですよね?
じゃあ、どうすればいいの。ただ勉強しなさい、だけじゃ根拠がないみたいで嫌。
褒めましょう。
ありがちなことで申し訳ありませんが、これがやっぱり一番なんです。褒められて嫌な思いをする子どもなんていません。だれだって褒められたらうれしいです。
子どもの褒め方については、
をぜひ読んでみてください。とっても分かりやすいです。
4歳以上のお子さんを育て中のパパ・ママさん向けの記事はここでおしまいです。
この子どもを褒める、ことに年齢制限はないと思います。昔こんなこと言っちゃった、あんなこと言っちゃった、と思ったパパ・ママさんは今からでも言ってあげてください。褒められてうれしくない子どもはいません。
つたない文章なのに、読んでくださりありがとうございました!
3歳以下の子どもを育て中のパパ・ママへ。
抱きしめてほしい。
子どもをたくさん抱きしめてあげて欲しいです。
愛着障害という言葉を知っているでしょうか?
0~3歳の時に両親(主に母親)との愛着が育たず、育った後、対人関係に支障が出る等の症状が出るものです。発達障害と似た症状が出ることも多いそう。
ざっくり言えば、0~3歳の時お母さんと触れ合ったり、抱きしめられたりされなかった子どもが、将来苦しむことになっちゃうっていうことなんです。
もはや現代病みたいなもので、結構な人数が愛着障害であると推定されています。
(元々最近になって注目されつつある問題であり、具体的な数値を探しましたが、文献の数が少ないうえ、曖昧で幅が広いものばかりだったので、これに関しては間違いである可能性があります。知っている方はぜひ教えてください)
現代のお母さん、お父さんは本当に大変だと思います。今や自分が将来もらえるか分からない高額な年金を納め、重税を納め、ただ子育てをするだけだって教育費は馬鹿みたいにかかり、改善されているとは言ったものの定時に帰ることなんてほとんど出来ない仕事。
一時的にお母さんが仕事をパートに切り替えている等々あるかもしれませんが、それでも精神的な疲れや辛さはやっぱりすごいと思います。
昔だったらそれこそ両親に預けたりできたかもしれません。でも都心や親元を遠く離れて生活していることの方が今は多いですよね。
けれど、その上でお願いします。できるだけお子さんを抱きしめてあげてください。い。褒めてあげてください。生まれてきてくれてありがとう、と言ってあげてください。
子どもに甘え癖ができる、なんてことはありません。しっかり成長できた子どもは自然と巣立っていきます。
愛着障害とまでは行かずとも、親の愛に飢えてしまう子は多いです。いつでも安心できる拠り所があると、子どもはとっても強くなります。お母さん、お父さんは自分のことをいつでも愛してくれている!と思えることは何にも代えがたい自信になります。
愛着障害について深く知りたい方はぜひこちらを。
以上、高校生からパパ、ママにして欲しいことみっつでした。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。もし、これからの記事も読んでやるよ、という方はまたよろしくおねがいします。
とろろにんげん (@tororono_machi) | Twitter
お問い合わせ
kawakazegayome@gmail.com
(高校生の私でよければぜひ相談してください。全く専門的な知識はありませんが、子どもから見てこれを言われるのは?など、簡単なことであれば答えます。お気軽にどうぞ)