初めての一歩

現役高校生。

親が子どもを管理する危険。愛着障害を持っているとどうなるか。受験生になった今。

親が子どもを管理する危険。愛着障害を持っているとどうなるか。受験生になった今。

 

 

 こんにちは、とろろです。初めましての方は初めまして。前回も読んでくださった方はお久しぶりです、ありがとうございます。

 

 今週は中間テストと進〇模試週間で一週間ずっとテストをしていました。受験生になると、毎週模試があるのが段々と当たり前になってきますね。

 あと半年頑張ります。今日はちょっと怖いお話をさせてください。

 

注意:読んでいて気分が悪くなる方がいるかと思います。気を付けてください。

 

 

みんなの志望校選びを見ていて。

 

 最近になると、その学校へ学びたいことがあって志望校を選ぶだけが志望校選びじゃないと思うんですよね。

 まず、偏差値。偏差値が高ければ大学卒業後、大企業や安定した職場に就職できる確率は上がりますから、大事ですよね。

 次に資格が取れるのか。資格を持っていれば転職の幅が広くなり、将来に選択肢を多く残せます。

 最後に、ちょっとだけでも興味があるのか。少なくとも大学を卒業するまでに中退を考えるような学科には行きたくない。

 

 この上記みっつが志望校を選んだ理由でした。割と夢ないですよね?周りの友達はこの三つで決めていました。

 友達のAちゃんに、「なんでこの大学行きたいの?」って聞いたら「やりたいことはないけど。偏差値?」って言われました。そんなもんだと思います。

 大体、18年しか生きていない高校生が将来を考え抜いて行きたい大学を選ぶって無理難題なんですよ。特に今まで勉強だけで生きてきて、自分の好きなことを探索する間もなかったら尚更です。

 

 あれだけ勉強しろ勉強しろ言って、急に「どこ行きたいの?」なんて優しくされても、理由もなく勉強していただけなので、選べないんです。

 

 なのに、私たちは絶対に選ばなきゃいけない。理不尽極まりない。だからとりあえず、外れのない偏差値の高い大学を志望校に据えます。親も先生方も歓迎するし、私たちも別に行きたいところも無いので。

 というのも、中高一貫校に通ってる子の半分くらいは親が学校を決めたパターンが多くて、極論を言えば親からの期待が大きい子が多いのでメンタルやられている子が結構います。なので、受験校選びも、周囲評価で決めるという子が多いんですよね。

 

 

 私の志望校選び。

 

 もうこれ言っちゃいけないとは思うんですけど、親が言ったから、です。私は八年前から決まっていました。

 親が言ったから、って言うのは恥ずかしいことだと、私は学校の先生方からずっと教えられてきました。人に責任を押し付けているから。自分の選んだことじゃないから。そういう人間はとっても弱いんだそうです。受験にも受からないって、何度も言い聞かされました。

 いろんな方のブログを読んでいても「自分のしたいことをしよう!」「チャレンジしよう!」「誰かに言われたから、は逃げ。自分の道を選べ」ってたくさん出てきますよね。

 けれど「親の引いたレールを外れるな」とは誰も書きません。

 素晴らしいなって思います、挑戦。でも私は、親の引いたレールを外れてまで、やりたいか?って聞かれたら首を振ります。

 チャレンジしている人は滅茶苦茶応援したくなりますが、自分がそうなろうとは思いません。失敗したときのリスクは?怖いです、親にお前は失敗したと烙印を押されるのが。

 つまり、自分の道を行く人に対してすごいなぁと思うのは、親に嫌われることを厭わないところなんです。親を満足させられない自分なんて嫌いです。必要ないです。でも、どんどん前に進める人は、「親の評価なんていらない」って思ってるってことですよね。

 

 ほんとうにすごい。

 

 親なんてどうでもいいって言える人は尊敬します。

 なんなら、私、たまに近所に住んでる幼稚園児に嫉妬してますよ。親が褒めるから。「そんなこと私だってできるよ。その子よりも私を褒めてよ」って言いたくなります、幼稚園児にできることが私にできるのなんて当たり前なのに。アホかって。

 もちろん、絶対言いませんよ。そんな気味の悪い事を急に言い出す子どもなんて親はそれこそ不要だと思うでしょう。

 

 だから、私は親に必要とされるために、自慢の子だと言われるために親の決めた大学に行きます。そして、親が死ぬまで親ができるだけ満足できるような子で居続けます。

 

 少し話はそれますが、私は承認欲求が強いです。簡単に言えば褒めてもらいたくて仕方ないんです。その代わり、私はあまり物欲がありません。原因は親の徹底的な管理…だと思っています。

 親の管理、と一言で言っても色々あります。

 私の場合、文房具を自分で買ったことがありません。学校でもらったものか、友達からの誕生日プレゼントか、親が買ってきてくれたものを使います。一時期お小遣いをもらいましたが、本や駄菓子を買った後、お小遣い帳を細かく細かく書かされるのがどうしても苦痛で、耐えられませんでした。

 さらに言えば、自分で選んだ服を買ってもらったこともありません。一応私の性別は女子です。昔に一度だけ、これが着てみたいと言ったものを似合わないと一蹴されてから、お母さんが買ってくれたものを着ています。

 そして休日も、外に出るときは逐一どの服を着てもいいか尋ねなければ、私は外へ行けません。私が選んだ時には「なんでこの服着るの!?」と怒られ、着替えさせられました。

 就寝は10時、最近は受験が近いから11時までは許してくれます。小学生の頃は7時でした。スマホは持っていません。本は読ませてもらえましたが、小学生のころから明治文豪のよく分からない本を手渡されていました。コンビニを利用したことはありません。ムダ毛の処理は最近許してもらいました、流石に辛かったので(なんでも親の時代にはムダ毛の処理という文化は無かったそう。田舎だったからかな?)

 

 さらに徹底した管理を受けている子もいるとは思いますが、私はこんな感じです。

 こうやって全て親に決められる生活をしていて、私あの大学へ行きたいの!ってなったらもはや可笑しいと思いませんか?

 

 でも、こうやって管理されていても私は病的なほどに両親が好きなんですよ。特にお母さんが。

 中学受験をする時には、親を殺すか迷うくらいに、私を産んだことを恨んでいましたが、数年たったらこうなりました。

 お母さんに褒めてもらえるのなら何だってしますし、死ねと言われたら死にます。今では管理してくれないと嫌です。何でも言ってほしいとすら思います。

 

 だから、両親が決めた大学に行きます。受かるかどうかは別ですけどね。

 

 そういう訳で、私は別段その大学に思い入れはないし、親を満足させるための道具です、大学進学は。

 どうでしょう?怖くないですか?

 知らずの内に子どもがこんな思想を持っていたら怖くないですか?超怖いですよね。

 理想を子どもに言い続ければ、子どもは答えてくれるかもしれません。でも、その分どこかに歪が生まれます。

 私のような子どもが欲しいですか?

 確かに全国偏差値は高いですよ?周りからは褒められますよ?特待で学費免除してもらってますよ?

 でも、嫌ですよね。

 内面がこんな子どもは欲しくないと思います。例え頭が悪くても、素直で優しい子の方が欲しくないですか?

 

 そういうお話でした。

 

tororodon.hatenablog.com

 

 今日はここまで。読んでくださりありがとうございました。

 

 

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