これを読むだけで国語の偏差値80越え!?現役高校生が考える国語という教科の理不尽さ。
これを読むだけで国語の偏差値80越え!?現役高校生が考える国語という教科の理不尽さ。
どうもこんにちは。とろろです。
国語の偏差値の上げ方、について。悩んでる子も多いと思うんですよ、国語、特に現代文ですね。
現代の国語ってやっぱり理不尽なところがあります。
こちらが一部で論争になった問題と、それに対しての意見です。
実際、この二つの文章は違うものでしょう。
1、輸出が伸び悩む中でも、和牛が人気の牛肉や、和食ブームを反映した緑茶や日本茶などは好調だ。
2、輸出が伸び悩む中でも、和食ブームを反映した緑茶や日本茶、和牛が人気の牛肉などは好調だ。
色々な論があるとは思いますが、その中でも一番の違いは「1では和牛が人気の牛肉が和食ブームを反映しているわけでは無い」ところです。
少なくともそう取れてしまうことは間違いないですね。
しかし、個人的にはこれは同じである、と回答します。なぜなら、現代の学校教育における国語というのは「出題者の意図」を読み解くことであって、「文章の意味を考える」ものではないからです。
センターや模試ではこういったことが少ないのですが、学校の宿題で出されるテキストでは「絶対違うだろ」の連続です。
ちなみにこちら
で語っています。
さて、難しいことは置いておいて、偏差値80を取れる問題の解き方を解説します。
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私は名探偵コ〇ン!
私たちは国語の問題を解くとき、名探偵コ〇ン君になる必要があります。
なるんですよ!
これは主にセンターなど、選択問題の試験に使える方法です。そもそも記述と選択では使っている脳みそが違うので、記述のお話はまた今度しますね。
はい。それでは、コ〇ン君になってください。
コナ〇君は、なんでも疑いますね。あれれ~?おかしいぞ~?彼のようになることが大事です。あれれ~?おかしいぞ~?が基本中の基本です。
さて、実際問題を解いてみましょう。
私はリンゴが好きだ。けれど、それよりもオレンジが好きだ。私の大好物はフルーツだからだ。でも、何でもあげると言われたら馬が欲しい。馬を食べてみたい。馬刺しを猛烈に何よりも食べたくなってきた。お腹すいた、馬刺し屋さんに行こうっと。
この文章から読み取れる正しい記述を選べ。
- 私はオレンジよりもリンゴが好きなのだろう、と友達によくいわれるが、実際はリンゴよりもオレンジが好きだ。
- 馬よりもフルーツを食べたい。
- オレンジが食べたい。
- リンゴやオレンジよりも今は馬が食べたいので、私は馬刺し屋へ行く。
答えは4です。
よく読み間違えた、と読み外したりしていませんか?これを間違えることは無いでしょう。
しかし、これが少し難しくなるだけでぐっと間違える人が増えます。後から見直すと、あれ?なんで俺こんな回答を選んだんだ?ってなるものは大体これです。
要するに「ちゃんと読んでない」「読めばできる」やつです。
内容が難しくなると読む気が失せますよね。その上、模試で出てくる百文字くらいの選択肢を四つ読むって原稿用紙一枚読んでるのと同じなので、辛い。ちゃんと読まずにさらっと読んでさらっと間違える子がとにかく多い。
もったいないので、つらくても文章はよく読みましょう。そしてコ〇ン君のように文章、文脈、単語のニュアンス、全てを疑ってかかりましょう。
ちなみに、この文章は果てしなくおかしいです。今は食べ物の好き嫌いのお話をしているのに謎の「でも」で急に馬が出てきて、頭が痛くなるような文です。カーニバルダヨ!
なぜか、こんな文章が模試には普通にでてきます。たまに視点主が前振りも無く変わっているのを読むと「同人誌の方がまともな文章書くぞ?お?」と思います。
理不尽ですね。さっきまで食べ物の話してたのに気付いたら国会選挙のお話してるんですよね。
しかも時には前述したことと、後で言っていることが矛盾していたりします。
なので、動じず物事を整理する力もつけましょう。
(また、決してリンゴ<オレンジ<馬=馬刺し、にはなりません。もう意味わからないですね。
ニュアンスの問題です。リンゴ、オレンジは好きなもの。馬は欲しいもの。馬刺しは食べたいもの、なんです。だから並べて言えない。このニュアンスの差を読み取れるようになったら偏差値が上がります)
さて、次の問題へ。
・「俺がみんなに分かりやす~く言い換えしたったで!」
俺は女の子が好きだ。ふわふわとした髪、ふにふにとした身体、男とは違う甘い声。将来お嫁さんにするなら絶対に家事ができる女の子が良いな。家事ができなくても、一緒に料理を作ってくれる子がいいかな。子どもができたら三人で料理がしたいな。
上記の文を踏まえて、最も文章に適切な文章を選べ。
1.俺は将来家族と料理がしたい。
2.俺は女の子が好きだ。
3.俺は女の子の身体的特徴をよく見ている変態だ。
4.俺は女の子のような声帯を持った男と結婚したい。
正解は1です。はいこれが国語の嫌なところ。
「え?2あってね?2言ってるじゃん!むしろ1どこにも書いてないじゃん!なんでだよよ!」
そうなんです、言ってるんですよね。俺は女の子が好きなんですよ。なのに答えは1なんです。何故かと言えば、聞かれているのは最も適切な答えで、文章全体で伝えたいことが将来俺は家族と料理したいってことだから。
実際突っ込もうと思って突っ込めば、家族=お嫁さんと子ども、自分の三人であるとは言い切れないです。この家族が俺の両親である可能性をどうして考えないのでしょう?(常識的に考える必要があるけれども)
なので、この選択肢がなければ2を、他にもっと適切な文章があったらそっちの方を選ぶことになります。
文章としてあっている記述を選ぶのではなくて、もはや問題作成者が「これを正解にしたい」って想いを見抜くことが大事。なんと理不尽な。
この考え方を理解出来たらどんな問題でも解けます。引っ掛け方は大きく分けて上の二つしかないです。「それっぽい」選択肢で惑わせるか、「文全体がこういう意味だから言い換えしたったで!(なお言い換えした言葉があやふや)」の文章で悩ませるか。
基本今二つ出した問題を正しく対処できる能力があれば、簡単に偏差値80がでます。国語はものすごくできない人がいないし、ものすごくできる人が少ないので、ちょっと頭一つとびぬける点数を取ると驚くほど偏差値が伸びます。
じゃあ、どうやってこの考え方を練習すればいいの?
模試を受けましょう!学校の宿題ででているテキストをやるよりも、一回の模試を見直すことの方が有益です(嘘です。宿題はやったほうが良いです、先生の善意です)
模試は進〇模試でも河〇模試でも駿〇模試でも何でもいいです。ただ、個人的に、国語は河〇模試が簡単なのでおすすめ。引っ掛け方がセンターに近いので。進〇模試は引っ掛け方が結構意味わからないです。
もしこの二つは絶対に完璧に対処できる自信があるけれど、語彙問題や文法問題で引っかかってしまう人は、時間を掛けて学校の宿題をやってください。正直私は国語の宿題をやることに対して懐疑的ですが、語彙や文法は宿題が一番手っ取り早いです。
授業でやった教科書に出てきた語を完璧にしましょう。加えて、できたら単語帳は簡単なものにしてください。難しい漢字は普段どれだけその漢字を見たことがあるかで決まります。これに関しては本を沢山読むしかない上、取れても二点です。いっそのこと諦めましょう。取れたらラッキー程度で。そのぶん簡単な語彙は完璧にしてください。
・最後に
上を全部やっても全然取れない、もしくは「いや説明がちょっとよくわからんかった」っていう人はぜひどうぞ。いつでも相談に乗ります。とはいっても、私自身がまだ現役高校生なうえ、そこまで頭もよくなく、ましてや専門家ではないので的確なアドバイスはできないと思います。
話したら気が楽になるかもーっていう気軽な気持ちでお願いしますね。
では今日はこの辺で。読んでくださった方、ありがとうございました!
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