初めての一歩

現役高校生。

偏差値40代だった現役高校生の私が親に褒められたくて偏差値70になった話でもする?

偏差値40代だった現役高校生の私が親に褒められたくて偏差値70になった話でもする?

 

 

 どうもこんにちは、初めての方ははじめまして。前回の記事も読んでくださった方は、ありがとうございます。とろろにんげんと申します。

 

 今回は、親に認められたいがために勉強してきたことについて思うことを。

 

 

  • 小学生の時の成績

 

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 私は小学生の時、私立の中高一貫校を受験しました。

 私の親(主に母親)はいわゆる教育ママというやつでした。

 当時、塾で受けられる全国模試を受けた結果は、なんと偏差値40~45。国語の偏差値がちょっと高かったので、算数とか英語は見事に爆死していました。

 

 簡単に言えば、馬鹿でした。

 

 もうどうしようもない馬鹿。だって私中学校に入る前、右と左が分からなかったんです。いや、冗談だと思いますよね?でも、本当なんです。なんなら時計も高学年に上がるまで読めませんでした。(よく生活できていたな)

 両親には小さい頃からいくつも塾へ通わせてもらっていたのに、その成績です。しかも私は小学校の受験に落ちています。記憶はないですが、受験した小学校のハンカチをもっているので多分本当。

 

 いや、正気か?

 

 中学受験正気か?

 って、今の私が昔の自分を思い返してもやっぱりそう思います。いや、ほんとうに、笑い事じゃないですよ。

 私が受ける予定だった私立中学校は、地域の中ではそこそこレベルが高いところ。正直、無理だって思ってました。だって、馬鹿だったので。でも、母親の期待は大きくて「行きたくない(行けない)」なんて言える雰囲気ではありませんでした。

 なにしろ、母は自分の教育は最高だった、と信じて疑っていなかったんです。

 そりゃそうですよね。子どもに数百万かけて失敗した、なんて思いませんよね。

 

 

 そして結局のところ――――受かっちゃいました。

 

 

 

  • 期待はトントントントンヒ〇ノ2トン。中学生。

 

 

 おかしい!なぜ受かった!?

 恥ずかしい話なんですが、私は中学校一年生のときに受けた英検の面接試験で、面接官の方に「外食は好きですか?」と聞かれて「私はマカロニグラタンが好きです!」って堂々と言い切るくらいの知能しか持っていませんでした。

 

 いや、ほんとに、なぜ受かった。

 

 まあ、天変地異が起こったんでしょうね。

 さて、当時の母親はそれはもう喜びました。(喜んだと言っても私には特に何の言葉もありませんでした。ご近所さんとお話している時の恍惚とした顔が喜んでいたので、喜んでいたことにしてください)

 同じくして私への期待度はグングングルトでした。期待は天井知らずに伸びていきました。

 

 けれど、このころは、中学受験の時の辛さを乗り越え、自殺を考えない生活に毎日がキラキラして見えていて、親のことをあまり気にしていませんでした。

 そうして油断していた私は、普通に模試で低い点数を取り続けました。羊がライオンの群れに紛れ込んで生きて行けるわけがないんですよね。

 

 もちろん、母は「なんでこんなに出来ないの?」って私に聞くんですよ。

 あんなにお金かけてあげたのに何でできないの?って。

 パパ(それなりに頭が良い)とママの間にできた子なのに何でできないの?って。

 

 親に認められたくて仕方ないお年頃だった私は、絶望しました。

 

 

  • 高校生になって。

 

 何もできないっていうコンプレックスを抱きながら、私は高校生になりました。ちなみに中学生の時も努力はしたんですけど、点数はあまり伸びず、成績も美術のせいでオール5を三年間落とし続けました。美術、お前だけは許さん。

(テストで点が取れなくても成績を上位にする方法は近いうちに書きたいと思います)

 

 ということで、高校に入って、とりあえず美術がなくなったので成績はオール5をとれるようになりました。問題は、やっぱり模試の成績でした。

  

 もともと偏差値40そこらのやつがそう簡単に全国で高い偏差値取れるわけないんですよ。人生舐めてんのか。

 

 しかも、親の期待だけは大きいし、かといって自頭悪いし。最悪の状況でしたね。

 そんな中で私を変えたのは、やっぱり親に褒められたいって気持ちだけでした。お母さんにね、褒められたいんですよ。あわよくば抱きしめて「よく頑張ったね、偉いね。ママの自慢の子だよ」って言われたかったんです。

 

 

 とにかく私は褒められたくて、頑張りました。頑張ったらいつか認めてくれる日が来るって信じてましたね。

 それなりに頑張っていたら、クラスで一番、学校で一番、付属校で一番をとれるようになりました。

 

 それでも、お母さんは認めてくれないみたいです。

 

 もう割り切ってはいますが、今も、他の子と比べられまくったおかげで劣等感の感じ方が辛いですね。いつでも他人と比べてしまう癖はついています。(こうならないように育ててあげてくださいね、とろろとのお約束ですよ!)

 

 でも、その上で思うんです。

 両親に認められなくてもいいじゃんって。

 確かに、両親に認められないのは苦しいし辛い。堪らない。時にはへこたれて死になくなっちゃう。

 けれど、両親以外の人にはいっぱい褒めてもらえるし、認めてもらえます。子どもの時に限りますけど、学校の先生は少なくとも頑張っていれば褒めてくれる。

 

 もし今中高生で、お母さん、お父さんに褒められたくて仕方ない子は、同じように諦めてもいいのかもしれない。諦めたほうが楽かもしれない。

 親は私たちが育ってきた長い時間私たちに目を向けてくれなかったよね?

 それなのに、数日や数カ月で人が変わることは無いと思うんだ。もちろん、諦めるって、堪らなく苦しいと思う。

 辛いよね、分かるよ。すっごい分かる。褒められたいよね。もっと私のことを見てほしいよね。成績なんてものに関わらず、「ただの私」を認めてほしいよね。

 

 そうやって思っている自分のことを認めてあげてね。

 ああ、私って褒めてほしいんだなって自分が自分のことを解ってあげないと、きっともっと辛くなっちゃうから。大丈夫、褒められたいって思うことは決して悪い事じゃない。普通のことだよ。

 たまたま私たちは小さい頃から褒められることがなくて、満足できずここまできてしまったってだけ。全然おかしい事じゃない。だからその分、自分で自分を認めてあげようね。

 

 

 

  • 最後に

 

 もしこの記事を読んでくださっている中にパパ、ママさんがいらっしゃったら、ぜひお子さんを褒めてあげて下さい。それだけで人生が輝いて見えるようになると思います。いつでも、子どもの理解者でいてあげてください。

 

tororodon.hatenablog.com

 

 

 

 

 それでは今日はこのあたりで。読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

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